品質管理チームリーダーの苦悩!?



うちのチームは5月から2つのプロジェクトを平行で遂行していて、最近までどちらも検収試験や総合試験という最終試験フェーズになっていた。


当然、品質管理のテストチームは総動員で客先データセンターで最終のテストを実施している。
また最悪なことに、顧客から提供されていた試験のための物品の品質が悪く、思うようにテストが進まない。


それでも、テストチームの踏ん張りと顧客との密なコミュニケーションのお陰で、1つのプロジェクトの検収試験が先週、問題なく完了した。


そんな中、品質管理チームのリーダーMさんが、今日は珍しく一日オフィスにいたので、帰りに一杯飲んで帰ることに。


飲んで話を聞いてわかったんだけど、最近最もきつかったことは、毎週月曜日に僕に対してテストの(よろしくない)進捗状況を報告しなければいけなかった事らしい。


…そんなにプレッシャーを与えていたのかな、俺…


状況は理解していたつもりなので、そんなにきつく言っていたつもりはなかったのだけれど。
ただ、思いとしては、プロジェクト全体の影響よりも、「どうして計画通り進まなかったのか」、「なぜ当初の見積りとのギャップがでているのか」、そういうところ一つ一つに対して問題意識をもって、次に向けて改善してほしかったから、あえて小さな遅れに対して、大袈裟に追求したところもあった。


あと、本人も気づいていたらしいけど、前回のプロジェクトの時よりも今回のプロジェクトに対する、僕からの品質管理チームへの要求が、きつくなっている。
でも、それは当然である。そうやって、チームはプロジェクトをこなす度に成長していかなければならない。


今回、品質管理チームは何を学んでくれたかな?
「もう、こんな思いはしたくない。次こそ絶対に計画通り進めてやる!」
という思いになってくれていれば、良いと思う。


とはいえ、一つのプロジェクトが明日ようやく無事に終結を迎える。
スケジュールの遅延も一切なく、顧客も大満足な状況で、予定通りのSinを迎えられたのは、やはり最後のテストチームの踏ん張りが大きい。
テストチームに対して、最後には「よく頑張ったね」労をねぎらってあげたいなと思う。
(もう一方のプロジェクトが佳境だから、打ち上げはちょっと先になるけど。)


さて、次のプロジェクトからは、いよいいチームとしての一大変革「オフショア開発(中国への開発移管)」が動き出す。
品質管理チームとしても、中国側の成果物をどうインスペクションし、テストを実施し、品質をどのように担保するか?
次の段階に向けて進まなければならない。ほっとしている時間はないかも。