新しい仕事のオファー
今日、久々にプロマネ・スキルのトレーニングを受けていたところ、午前中に本部長から携帯に電話が入った。
出てみると、
「ある案件のプロマネを引き受けてほしい。昼なら時間が取れるので、研修先まで出向くから少し話しできないか。」とのこと。
(そんなの電話で済ませばいいのに。)と思いながらも、とりあえず昼に話すことにした。
話を聞いてみると、その案件は、最近、直接営業サイドからオファーを受けていた案件で、比較的大規模なプロジェクトだったため、(僕自身が今現在いくつかのプロジェクト案件を抱えていたので)引き受けられないと、断っていたものだった。
そこで、恐らく営業サイドからトップダウンで要請してきたのだろう。
その辺の事情は本部長もわかっていたらしく、プロマネを引き受けさせるための条件をいくつか提示してきた。
- この案件に専念できるように、今担当している案件は全て他のプロマネにやらせる。
- お前のプロジェクトチーム中心に、お前の好きな体制でやってよい。
- 見積りもプロジェクト計画も一から見直してもらって構わない。(当然金額の上限は決まっているが)
- 上記のプロジェクト計画の再策定期限は1ヶ月後の正式見積りまで。
ここまでの条件であれば、断る理由はない。
とりあえずは引き受けることにした。
…が、何か腑に落ちない。条件の良さが逆になんか気持ちが悪い。
「どうして、そこまでこの案件にこだわるのですか?」
と聞いてみて、事情がなんとなく理解できた。
- この案件は既存システムのリプレース案件で、その既存システムは当社が構築したもの。
- 顧客の現場サイドとしては、仕様を最も理解している当社に引き続き担当してもらいたい。
- ただし、既存案件は多くのトラブルを発生させており、顧客の当社に対する信用が著しく低下している。
- このため、顧客はプロジェクトを任せる条件として、プロマネ以下体制の入れ替えを要求している。
- 重要顧客のため、信用の回復は営業部門にとっての最重要課題。
なるほど。
これで、ここ最近の営業の言動もなんとなく理解できた。
ということで、(まだ正式決定ではないが)来週から早速始動かな。
(プロジェクトの切れ目で少しのんびりできるかな)と、最近、淡い期待をしていたけど、なかなかそうもいかないもんだ。